フィンランドの教育意識改革に思う

@_nat経由、フィンランドの教育に触れた講演の紹介記事。 「内容」から「方法」へ 「覚える」から「考える」へ 「画一」から「多様」へ 「KY(空気が読めない)」から「自分の意見」へ 「ダメ人間」から「夢と希望」へ 「想い」から「ことば」へ 「ことば…

代弁者を探す生き方、自分が発言者になる生き方、考えない生き方

東京の大学を卒業して、大企業に就職し、独立して最近に至るまでに、自分は3つの生き方をしていたように思う。企業に就職したてホヤホヤの時は、考えない生き方。入社して1−2年ぐらいは、職場の先人達からものすごい勢いでいろんなことを吸収していた。自…

元旦に気付いたこと

いくらなんでも一年に一回ぐらいはブログを書かないと、と思い新年早々キーボードに向かう。途中何ヶ月か日本に住んではいたが、2005年4月から北米の西海岸に住んできた。そんなこんなで、しばらく日本国内での生活から離れてみて、今日気付いたこと。それは…

江島さん、それは本当に「実力の不足」の問題か?

江島さんの「LingrとRejawサービス終了のお知らせ」への、コメントエントリ。postmortemの部分はGetting Real派として賛同します。それ以前のオフィシャルな謝辞の部分で、「実力の不足」とありますが、江島さんの実力はうらやましい程ずば抜けてある。実力…

失敗のコストと組織変革

近年失敗のコストが低下してきていることが、巨大組織に示唆する事は何か? masayang氏のエントリ、「おじさんに求められる資質は」に触発されて、ここでは、もう一段階思考を深める(10分以内で)。 失敗のコスト、すなわち、提案そのものの実現にかかる…

[日本経済]雑草経済を目指すということ 内需拡大編

渡辺千賀さんのエントリ「なぜ日本経済が諸悪の根源のアメリカより痛い思いをしているのか」の主張に賛成した上で、最後のくだりが気に入ったので、2年ぶりにブログを書く。 たとえば、「資本集約型」の究極として無人工場などあり。こういうのがいくら増え…

Googleが神の住処からYouTubeコミュニティのある地上に降り立つとき

News CorpによるMySpace.com買収ニュース。そのニュースを同僚や、大企業の幹部に伝えようとした時、興奮でろれつがよく回らず、その意義をうまく伝えられなかったのは2005年7月。そして、Mountain ViewにあるGoogleキャンパス(Google本社)を訪問し、天才…

日米Tagging比較-Google Trendsの場合-

サイボウズの秋元さんのブログや、サトウマサヒコさんのエントリでもふれられている、今週発表されたGoogle Trendsがちょっと注目されているようだ。はてなブックマークでもちょっと盛り上がった。英語圏のソーシャルブックマークの雄、del.icio.usでも同様…

浅い技術、深い技術と教育・IT産業、そしてより深い技術

今日は日記モード、しばらく前に、計算機科学の研究者としても有名なある若い技術者の方と夕食をご一緒する機会があった。その時聞いたこと、思ったことを備忘録として書こうと思う。この方は複数の重要な問題提起をされていた。 「深い技術」と「浅い技術」…

I’m using this!とThis is mine!

子どもを育てていると、今まで気づかなかったことによく遭遇する。合衆国で育てていると、ますますそうだ。よく、Preschool(日本の保育園に相当)に通う自分の子どもが、友達や兄弟との共有おもちゃの取り合いの過程で、こんな主張をする。 This is mine! …

「日本人」の特異性の一つ

梅田望夫さんのウェブ進化論は、結構、日本人や合衆国在住の人々の心理描写は結構さらっとしているとはいえ、「日本人はもっと(問題解決の取り組みに対し)楽観的であってほしい」という、メッセージが伝わってくる気がする。日本人は権威を含めて誰かがす…

「ウェブ進化論」を読んで泣きました

イスタブリッシュメントすなわちネットの「こちら側」と、「あちら側」に二股をかけている自分には、この本は痛すぎる。梅田さんの「ウェブ進化論」を読んで泣きました、だなんて、泣いている暇あったら、とっとと自分の道を邁進せよ、とも思うのだが、これ…

Web屋とSI屋論

id:naoya さんのエントリ、似たようなことをやってるけど実は違うことをやってる人たちを読んで、まず心和んだ。 id:naoya さんの思考の時間感覚が心地よい。 さて、本題。このエントリは、梅田さんのWeb進化論パネルディスカッションでの、時代の変化のスピ…

The Wisdom of Crowds関係で

http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000050154,20096134,00.htm?tag=blogger.ranking見つけたRichard MacManusがインタビュアーの記事。かのdigg.com。あ、最近O'Reillyのサイトが誰かのソースを盗んで使っていたとかなんとかいう、クレームがdigg.co…

エンロンの公開電子メールアーカイブのWeb2.0-的利用

す、すごい。あるニュースをみていて、目の覚めるようなサイトをみつけた。http://www.enronemail.com/エンロン事件をご存じない方は少ないだろうが、捜査を担当していたFERCという機関が、エンロンの捜査時に収集した電子メールの一部を公開した。http://ww…